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ウィンターワークショップ2012・イン・琵琶湖

日程: 2012年1月19日(木) 〜 20日(金)
主催: 情報処理学会 ソフトウェア工学研究会
http://www.fse.cs.ritsumei.ac.jp/ww2012/


情報処理学会ソフトウェア工学研究会では、1997年より、テーマを絞った集中的な 議論の場として、ワークショップを毎年開催しております。本年度は、下記の テーマを取り上げ、各分野に造詣の深い討論リーダーのもと、それぞれの分野で、 いま何をやるべきか、そのために解決すべき研究・技術課題は何か等を議論いたします。 皆様の積極的なご参加をお待ちしております。


実行委員長 丸山 勝久(立命館大学)

お知らせ

・盛況のうちに閉会しました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。(2012/1/21)
・プログラムを一部変更しました(当初予定より、クロージングの時間が変更になっています)。(2012/1/16)
・採録論文を公開しました(パスワード認証が必要です)。(2012/1/5)
・投稿を締め切りました。たくさんのご投稿をありがとうございました。(2011/12/21)
・送迎バスの情報を追記しました。(2011/12/17)
・投稿締切を延長しました。(2011/12/16)
・「アーキテクチャとパターン」の討論テーマの詳細を掲載しました。(2011/12/5)
・日程を一部変更しました。(2011/11/28)
・討論テーマの詳細と応募方法を掲載しました。(2011/11/28)
・お問い合わせ先情報を追記しました。(2011/11/23)
・「ウィンターワークショップ2012・イン・琵琶湖」の web ページを公開しました。(2011/11/14)

主要日程

応募締切2011年12月16日(金) 2011年12月20日(火)
採否通知2011年12月21日(水) 2011年12月23日(金)
カメラレディ締切: 2011年12月28日(水)
ワークショップ: 2012年1月19日(木) 〜 20日(金)

論文募集

全体セッションと、討論中心のテーマ別セッションを設けます。 下記の中から参加希望のセッション(1つのみ)をご検討ください。
討論テーマ
サービス指向
ソフトウェア開発マネジメント
プログラム解析
形式手法
アーキテクチャとパターン
ソフトウェア工学研究の評価
サービス指向 「クラウドコンピューティング導入」
リーダ:井垣 宏(阪大),中村 匡秀(神戸大)

クラウドコンピューティングというキーワードがGoogleCEOエリックシュミットによって提唱されて以来5年が経った.日本国内でも昨年頃より本格的な普及が始まり,多くの企業,大学においてクラウドを導入したシステム開発・研究が行われつつある.

しかしながら,企業,大学あるいは研究組織でクラウドシステムを新たに導入・活用する際の勘所(例えば,何をプライベートに何をパブリックにすべきかの判断基準等)について,系統だった深い議論は見当たらない.

本セッションでは,ScalabilityやElasticity等のクラウドシステムの代表的な特徴だけでなく,ビジネスや研究の現場でクラウドを導入する際の判断基準や知見について,企業・大学関係者を問わず議論を行うことを目的とする.既存ITシステムと比較した際のメリット・デメリット,クラウド導入前後の構想や研究アイデア,実際の導入事例や得られた知見から,クラウド時代のソフトウェア工学のあり方なども含む多様な発表を歓迎する.特に現時点ではクラウドに触れていないが,今後導入を検討したいという立場での発表も大いに期待したい.時間と設備が許せば,国立情報学研究所で運用されているIaaSクラウド環境「edubase Cloud」を実際に体験してみる機会も設けたい.

なお本セッションは,クラウドコンピューティングにトピックを限定するものではなく,従来から議論しているサービス指向,サービスコンピューティングの発表も幅広く受け付ける.

本セッションの企画には,電子情報通信学会・サービスコンピューティング時限研究専門委員会※のご協力をいただいている.サービス指向・クラウドに関する研究コミュニティを形成する場としても活用いただきたい.※http://langrid2.nict.go.jp/sc/

ソフトウェア開発マネジメント 「開発マネジメントの実践とその課題」
リーダ:伏田 享平(奈良先端科学技術大学院大学),角田 雅照(奈良先端科学技術大学院大学)

近年ソフトウェアの開発形態は大きく変化しており,それに伴って開発マネジメントに関する課題も多岐にわたり様々な研究成果が報告されている.一方でこのような研究成果が実務の場において十分に活用されているとは言い難い.この原因としては,研究コミュニティでの議論が実務の場でのニーズに必ずしも沿ったものになっていない可能性がある.そこで本セッションは以下の2点を目標として挙げる.

・「研究成果」と「現場での課題」を実務者・研究者の間で共有する.
・研究者・実務者のコミュニティを構築する.

論文投稿にあたっては,上記目的に限定せず,ソフトウェア開発マネジメントに関する話題を幅広く募集する.既発表や進行中の研究成果の報告,新しいアプローチの提案に加えて,現場で未解決の課題や問題意識に関する投稿も受け付ける.

プログラム解析 「リエンジニアリングのためのプログラム解析」
リーダ:風戸 広史(NTT),岡田 譲二(NTTデータ)

近年,産業界ではC, C++, Java等の比較的新しい言語で構築されたシステムでもレガシー化が進行しており,既存システムの資産を抽象化して再設計や再実装を行うリエンジニアリングの重要性が改めて認識されている.多くの場合では信頼できる資産がソースコードのみであるため,プログラム解析は重要な支援技術となる.例えば,以下のような解析技術がよく知られている.

・静的メトリクスを用いた資産,技術的負債の分析
・モジュール構造のクラスタリングと可視化
・プログラム実行履歴の解析による機能,振る舞いの抽出
・重複するコードの検出とリファクタリングによる再構造化
・開発履歴の解析による将来の変更,潜在的な不具合の予測

しかし,リエンジニアリングの過程でいつ,どのような解析技術が適用できるかについての議論は少ない.本セッションでは参加者が現在取り組んでいるプログラム解析技術や課題意識を共有した上で,それらがリエンジニアリングというマクロな保守プロセスの視点ではどのような部分問題に貢献するか,どのように連携や統合ができるか等の応用に向けたトピックを議論したい.また,企業等でソフトウェアの保守開発に携わっている方からの期待やニーズの表明も歓迎する.

形式手法 「形式手法の課題と展望」
リーダ:岡野浩三(阪大)

モデル検査・モデル駆動型開発を始めとする形式手法は技術的に成熟期を迎え,産業界における注目も高まっている.一方で,学術的にも応用的にも,状態爆発の対処や実際の開発過程への適用方法など課題も多い.最近では,新たな応用技術・分野の出現の期待も高まっている.当該技術の発展と普及に 伴い,大学における学生や企業等における技術者に対する教育も無視できない大きな課題になりつつある.また,産官学の理想的な連携のあり方の模索も必要である.そこで本セッションでは,形式手法に関連する学術分野,適用現場双方の課題や技術を取り上げ,形式手法の今後の課題や展望について議論したい.特に,モデル検査や, SMTなどを用いたCSPによる設計検証,プログラム検証などの最新技術の情報の共有をはかるほか,諸課題の認識と議論の深化をこの機に行いたい.

アーキテクチャとパターン 「ソフトウェアの設計とパターン・アジャイル開発」
リーダ:坂本一憲(早稲田大学),本橋 正成(合同会社カルチャーワークス/東京工業大学)

ソフトウェア開発におけるパターン技術を軸として,関連の深い設計やアーキテクチャ,アジャイル開発について,各特性や課題,ならびに関係や周辺を含めて議論する. パターンは特定文脈上で頻出の問題と解決を一般化したものであり,ソフトウェアの設計や,プロセス・組織など様々な面で創造性を持って決定指針を与える. 本セッションでは,近年の環境や要求,技術の多様化や複雑化を受けて,あらためてアーキテクチャ,パターン指向開発,アジャイル開発の果たす役割に着目し, 実務家や研究者の抱える課題や情報を共有し,発展を促進する.過去の議論成果は次を参照されたい. http://patterns-wg.fuka.info.waseda.ac.jp/event.html

ソフトウェア工学研究の評価 「ソフトウェア工学の共通問題」
リーダ:岸 知二(早大),野田 夏子(NEC)

ソフトウェア工学の研究評価は難しいといわれている。過去のワークショップにおいて、こうした研究評価との関連において共通問題の重要性が議論された。そこでは、研究のベンチマークとしての共通問題と、研究コミュニティとしてのグランドチャレンジとしての共通問題の両方の有用性が指摘された。そこで本セッションでは、具体的な共通問題の設定議論を行う。参加者には共通問題の具体的な例、共通問題に求められる要件などを持ち寄っていただき、共通問題の定義や選定を行いたい。

応募方法

論文をA4判2ページ以内で作成し、電子メールに添付してww2012 (at) fse.cs.ritsumei.ac.jp 宛にご投稿ください。応募の際には、次のテンプレートに従って、必要事項をメールにてご連絡下さい。

To: ww2012 (at) fse.cs.ritsumei.ac.jp   ※ (at) を @ に置き換えて下さい
Subject: WW2012 submission

・論文タイトル:
・氏名:
・性別:
・所属:
・E-mail:
・連絡先 (住所, 電話番号):
・参加希望のセッション:

・参加区分:研究会会員 / 学会会員 / 非会員 / 学生
・情報処理学会会員番号: ※ 参加区分が「研究会会員」、「学会会員」の場合のみご記入下さい

・請求書の要否:要(参加費と宿泊費を分割して発行) / 要(一括して発行) / 不要(当日現金払い)
・領収書の要否:要(参加費と宿泊費を分割して発行) / 要(一括して発行) / 不要
・請求書・領収書の宛名:
・請求書の事前送付の要否:要 / 不要 ※ 上記の連絡先宛に送付いたします。

・追加参加者: ※ 共著者の方が一緒にご参加される場合、各参加者について、上記と同様の情報をお知らせ下さい。

投稿論文の作成

  • 投稿論文の執筆にあたっては、上記テーマの中から一つを選択した上で、下記のスタイルファイルを使ってA4判2ページ以内で作成して下さい。
  • PDF形式に変換してお送り下さい。PDF作成が困難な場合は、お問い合せ先までご相談下さい。

スタイルファイル

MS Word版
TeXスタイル一式(EUC-JP,改行[LF],tar+gz形式)
TeXスタイル一式(Shift_JIS,改行[CRLF],zip形式)

投稿論文の査読について

ご投稿いただいた論文は、討論リーダおよび実行委員長によって査読されます。
本ワークショップおよび討論テーマの主旨に相応しくない投稿の場合は、不採録となる場合がございます。 あらかじめご了承下さい。

参加費

SIGSE 登録会員
事前振込: 20,000円 (参加費10,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
当日持参: 23,000円 (参加費13,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
IPSJ会員
事前振込: 24,000円 (参加費14,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
当日持参: 26,000円 (参加費16,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
非会員
事前振込: 29,000円 (参加費19,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
当日持参: 30,000円 (参加費20,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
学生(社会人学生を除く)
事前振込: 13,000円 (参加費 3,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)
当日持参: 15,000円 (参加費 5,000+宿泊費7,000+飲食費3,000)

参加費には、論文集代が含まれます。

振込についての情報は採録時にメールでご案内いたします。

プログラム

2012年1月19日(木)
12:00-13:00 受付
13:00-13:15 オープニング
13:30-17:00 テーマ別セッション
18:00-20:00 夕食
20:00-24:00 ナイトセッション
2012年1月20日(金)
7:30-8:30 朝食
9:00-11:30 テーマ別セッション
11:45-12:45 全体セッション、クロージング
両日とも、会場では昼食をおとりいただくことができません。
あらかじめお済ませの上、ご来場ください。

会場

会場: 琵琶湖コンファレンスセンター
〒521-1136 滋賀県彦根市新海浜2-1-1
http://www.biwako-cc.com/


アクセス

東京、名古屋、北陸方面から
JR 新幹線・北陸線 米原駅 → (新快速で13分・普通で19分) → JR 琵琶湖線 能登川駅

京都、大阪方面から
JR 大阪駅 → (新快速で1時間12分) → JR 琵琶湖線 能登川駅
JR 京都駅 → (新快速で39分) → JR 琵琶湖線 能登川駅

送迎バスについて:
会場・能登川駅間の所要時間は送迎バスで約10分です。

1月19日 能登川駅の電車(12:19米原方面から到着、12:10大阪方面から到着)に合わせて発車予定です。
1月20日 ワークショップ終了後、能登川駅の電車(13:24米原方面、13:33大阪方面)に間に合うように発車予定です。
また、ワークショップ終了後、彦根方面(彦根城京橋口駐車場)へも送迎を行います。

運営・お問い合せ

実行委員長:丸山 勝久(立命館大学)
ローカルアレンジ:大森 隆行(立命館大学)

お問い合せは、
ww2012 (at) fse.cs.ritsumei.ac.jp      ※ (at) を @ に置き換えて下さい
までお願いいたします。

関連リンク

ウィンターワークショップ・イン・修善寺(2011.1)
ウィンターワークショップ・イン・倉敷(2010.1)
ウィンターワークショップ・イン・宮崎(2009.1)
ウィンターワークショップ・イン・道後(2008.1)
ウィンターワークショップ・イン・那覇(2007.1)
ウィンターワークショップ・イン・鴨川(2006.1)
ウィンターワークショップ・イン・伊豆(2005.1)
ウィンターワークショップ・イン・石垣島(2004.1)
ウィンターワークショップ・イン・神戸(2003.1)
ウインターワークショップ・イン・伊豆(2002.1)

情報処理学会 ソフトウェア工学研究会



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